"ベトナム 路上屋台" の検索結果 59 件
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水曜日〔ロカビリーの日〕
おはよう一直線、生島さんと残間さんの会話を聴きながら、歩廊に足を進めた。乗りざまに、座る場所を確保した。ラジオの電源を切り、角川文庫を開いた。豊田有恒の短篇集『サイボーグ王女』を読み始めた。中野の古書店で買ったもの。奥付には「昭和五十一年十二月二十日 四版発行」と、ある。下車後、親子丼屋まで歩く。飯の上に乗せた目玉焼きを適当に崩し、醤油を垂らした。食堂の券売機に買物カードを挿し込んだ。受け取...
2023/02/09 06:31 - 鍋太郎の超時空屋台 -
火曜日〔八白・先勝〕
シーラカンスの日(鰤の日でもある)の朝。寒い。施錠後、自室を離れた。階段を下り、500メートルほど走った。俺の乗りたい電車が数分遅れでやって来た。座席に座り、アンソロジーを開いた。吉本ばななの『ケンタロウ大好き!』と幸田文の『おにぎり抄』と東海林さだおの『空弁体験記』を読んだ。終点下車。職場へ向かう道中、牛丼屋に寄り、卵かけ丼飯で胃袋を埋めた。食堂の券売機に買物カードを挿し込み、ホットコーヒ...
2022/12/21 06:32 - 鍋太郎の超時空屋台 -
木曜日〔映画の日〕
聖樹、第四部の6を読んだ。終点まで、うつらうつら。改札を抜けて、地上に出る。魔都の空は灰色に染まっていた。今にも雨粒が落ち始めそうだ。予定を変えて、職場に直行した。ラジオの話題は「虐待と隠蔽、戦慄の地獄保育園」について。最早誰も信じられぬ。まったく恐ろしい世の中になったものだ。売店に入り、朝飯を買った。米粉パンを齧りながら、コーヒーを飲んだ。ケロニ屋で買ってきたクリームパンとカレーパンを食べ...
2022/12/02 06:45 - 鍋太郎の超時空屋台 -
火曜日〔五黄・赤口〕
聖樹第二部の3を読んだ。終点下車。駅を出て、職場まで歩いた。ラジオの話題は「ワクチン有料化議論」について。生活難に圧し潰されるか、病気にかかって死ぬか。貧民(俺)にとっては、いよいよ大変な世の中になってきた。職場に着いた。千円分をチャージしてから、売店に入り、朝飯を買った。米粉パンを食べながら、コーヒーを飲んだ。空想の17『スープで呑む』を読んだ。豚肉の味噌焼き弁当を買った。味はさておき、ラ...
2022/11/09 06:40 - 鍋太郎の超時空屋台 -
火曜日〔一粒万倍日〕
空想の4『「揚げ物王」はどれだ?』を読む。巧みな文章と串カツの写真が食欲を刺激する。俺も好物だが、おそらく十本ぐらいで満足してしまうと思う。いっしょに呑む酒はレモンサワーが適している。勿論ハイボールもいい。終点の改札を抜けて、職場に至る道を歩いた。ラジオの話題は「苦しまぎれの畜生ばたらき」について。売店に入り、朝飯を買った。米粉30%使用の菓子パンを食べながら、コーヒーを飲んだ。電源を切り、...
2022/11/02 06:28 - 鍋太郎の超時空屋台 -
土曜日〔六白・赤口〕
歯を磨いてから、嗽薬で口中を清めた。居室に戻り、ポータブルプレーヤーの電源を入れた。三谷幸喜脚本、伊東四朗主演、三宅裕司演出の『社長放浪記』を観る。2007年に下北沢の本多劇場で上演されたもの。俺の好きな「影武者テーマ」に属する作品である。実際にはありえないような設定だが、舞台だと、何とかなってしまう…のが面白い。伊東さんの古希とは思えぬパワフルな演技に圧倒される。場内も大いに沸いていたし、...
2022/04/17 05:33 - 鍋太郎の超時空屋台 -
屋台の復活
先月末。約6年使ってきた愛機の調子が悪くなりました。相談と思案の結果、新しいものを買うことにしました。休止中、闇塚の安否を心配するメールをいただきました。本当にすみませんでした。そして、ありがとうございました。俺は大丈夫です。異様に元気です。新機の使い勝手を試しつつ、ブログ書きを再開したいと思います。今後とも、超時空屋台の御愛読をお願いします。
2022/02/12 05:12 - 鍋太郎の超時空屋台 -
火曜日〔不成就日〕
新潮文庫を開いた。星新一の『明治の人物誌/中村正直』の続きを読んだ。下車後、地上を目指した。連休明けの魔都。正確な数はわからないが、構内を移動する人々が減っているようには思えない。むしろ増えている気がする。駅を離れ、坂道を歩いた。ラジオの情報番組を聴きながら、歩行を重ねた。職場到着。売店に入り、菓子パンと冷やしコーヒーを買った。食後、正直の続き。今日の昼、あかなめ食堂の支店がゲリラ営業をやる...
2021/08/11 06:45 - 鍋太郎の超時空屋台 -
金曜日〔仏滅〕
眼が覚めた。枕辺のアナログ時計が「朝の7時45分」を示していた。洗顔後、湯を沸かした。ラジオの情報番組を聴きながら、熱いやつを飲んだ。話題は「コロナ禍の聖火リレー、あなたはどう思いますか?」であった。身支度を整えてから、近所のコインランドリーへ向った。道中、地獄絵図みたいなシーンに遭遇した。ガ〇〇ン組の事務所が業火に包まれていた。ピ〇〇ン組の決死隊が焼き討ちを仕掛けたのだ。火達磨と化したガ〇...
2021/04/03 05:43 - 鍋太郎の超時空屋台 -
NIGHT OF THE SLIME 110
それは予想を超えた完成度を有していた。口中に広がる、清涼な薫りと味わいが、僕に感動に似た衝撃を与えていた。心地好い歯触りと滑らかな食感も称賛に値する。一見、どこにでもありそうな…アイスキャンデーだが、この水準に達するまでには、相当な試行錯誤が繰り返されたに違いない。元スライムハンターは、一流のアイス職人でもあるのだった。僕の「美味しいです」という簡潔且つ適切な感想に対して、小太郎は照れ臭げに...
2020/06/14 01:07 - 鍋太郎の超時空屋台